2021.02.14 Sunday

スポンサーサイト

0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    2015.06.30 Tuesday

    エールをおくるぅ!

    0
      なんだか
      ドタバタした日々が続いていて

      気が付いたら
      もう6月終わりやん!!

      いけませんね。
      日々を噛みしめていかなきゃな。



      それでね。

      前にも書いたと思うけど


      この前の土曜日。


      赤穂に
      「歌う海賊団ッ!」が来るということで

      意気揚々と
      行ってきました。


      それで
      心配してた一緒に見てくれる仲間。。。ですが

      FBで
      名乗りをあげてくれた勇気あるお母さんのおかげで
      自然にライブを見ることも出来たし

      久しぶりに
      小さい子供のお父さん気分を楽しめることも出来ました。



      でね。。

      なんで
      僕が
      共感して
      わざわざ見に行ったか?というと。

      この海賊団の船長
      ウチダトモヒロさんの考えに至る
      経験が
      僕に共感出来る部分が多々あり

      これからの
      あこうぱんの舵取りの
      何かヒントになるものを
      見いだせるんじゃないんだろうか?


      そんな想いで行かせてもらいました。


      ウチダさんは
      この海賊団を作るにあたって

      とてもツライ経験をされています。


      奥さんと結婚し
      娘さんを授かり
      これから。。という時に
      奥さんが 悪性脳しゅようにかかり

      奥さんを亡くされます。


      その過程の中で
      とても
      ツラク カナシイ日々のはずなのに

      奥さんがほほ笑むと
      その笑顔を見て
      娘さんが笑い

      その笑顔を見た自分も微笑むという場面に遭遇されます。


      その時
      確信されたそうです。

      子供を笑顔にするには
      親が笑顔にならなきゃいけない。って。





      実は
      僕にも同じような経験があります。



      実は
      僕には
      妹がいました。

      そして
      僕の
      小学校の入学式1週間前に
      家が火事になり
      一つ違いの妹はそこで亡くなりました。




      その後は
      思いだしたくもないくらい
      ツライ現実が待ってました。


      住む家も無くなってしまったので
      パン工場の2階に住み

      父親は毎日 仏壇の前に座り 泣いてました。
      母親は精神的に病んでしまい、入院してしまいました。

      未だに
      あの日のことは 両親と話が出来てません。


      ランドセルも
      入学して使う教材も焼けてしまい

      いろんな人たちの手助けで
      僕は 違う校区の小学校に入学し

      しばらくの間
      おじいちゃんとおばあちゃんと暮らした記憶があります。


      家に帰っても
      両親は いつも泣いていて
      それを見るのは本当につらかったことを覚えています。




      火事で何もかも焼けてしまい
      超貧乏になってしまった我が家なので
      外食なんて出来ない中

      赤穂にある
      大きなレンガ会社の食堂に
      パンの配達の手伝いに行った
      ある日

      僕は
      その食堂に
      うどんの自動販売機を見つけました。

      僕は
      どうしても その うどんが食べたくて
      一緒に配達してた母親にねだりました。


      すると

      それじゃあ。。。と
      買ってくれることになり

      守衛室に行き
      専用のコインを買い

      食べた時の
      あの おうどんのおいしかったこと。



      「おいしいなぁ・・」って言って
      母親の顔を見ると



      母親は
      泣いていました。

      そして
      「そうか。。それは よかったね。」

      って 笑ってました。



      その笑った顔を見た時

      僕はすごくうれしくなったことを思い出します。




      こういう経験があるので
      僕は
      パン教室で


      子供を笑顔に出来るのは
      あなたたち。

      そして
      あなたたちが笑顔になれば
      必ず
      子供は笑顔になるんです。


      そう声高らかに伝えています。



      この想いを

      パン屋ではなく
      エンターテイメントの方々は

      どうやって伝えて行ってるんだろう?


      そこが見たかったんです。

      ライブの最後に
      ウチダさんは
      こう言っておられました。

      「パパやママがもっと元気になれば 無気力な子供なんていなくなる。」
      「やりたいことも夢もない 。。そんなことを言う子供もいなくなる。」

      そして
      最後に
      こうおっしゃってました。

      「パパが元気で悲しむ子供はいない。ママが笑顔で喜ばない子供はいない。」って。


      ホントにそうだと思います。





      いつだったか
      あの日のうどんの話を
      母親にしたことがあります。


      すると

      ほんとは。
      あの時 家族みんなで死のうか?って考えてた。


      でも
      あんたの あの「おいしいなぁ」って笑顔に救われた。って。


      僕は
      その話を聞いて
      「食べ物のチカラ」を信じ

      みんな元気になってもらいたくって

      笑顔になるような
      パンを 今 作り続けています。


      ウチダさんは
      その後
      この歌を歌われました。

      「エールをおくるぅ!」
      https://www.youtube.com/watch?v=WRpv-htfGf8



      自分の出来ることで
      頑張る人を応援していけば いいんだよ。


      そうウチダさんから
      エールをもらったような気がしました。




      僕が
      赤穂で頑張る意味。

      もう一度
      噛みしめることが出来ました。


      僕も
      ウチダさんのように
      大きな声で言います。

      「家族のために 頑張るその姿に 心から エールをおくるぅ!!!!」



      歌う海賊団ッ!のみなさんわが街 赤穂に来てくれて本当にありがとうございました。

      誘致してくれた実行委員のみなさんも ホントにありがとうございます。

      そして
      歌う海賊団ッ!のことを僕に教えてくれたmomozoさん ホントにありがとう。

       
      これからも
      頑張る人を応援する 熱すぎるパン屋で行きます!!

       
      2015.06.26 Friday

      鏡の前で。

      0
        時々
        僕がやること。


        顔を洗った後
        鏡の前に写った自分の目を見つめる。


        いやいや
        自分の顔に見とれてるんじゃないよ(笑)



        みんなもやってみるといい。

        なかなか照れくさいから。



        でも
        そこを我慢して
        じっと見つめてみる。


        するとね。
        今の自分が見えてきます。

        自信に満ち溢れてるのか?
        不安にココロ落ち着かないのか?

        ノリノリ仕事をしてるのか?
        イヤイヤ仕事をしてるのか?



        自分のことは自分が一番よく知ってる。

        そういうことを良く聞きますが


        僕は
        自分のことって意外に
        わからない。

        そう思ってます。




        まあ
        この前なんて
        カプチーノを飲んだ後

        泡が
        口の周りにいっぱいついてて
        それを
        うちの清水が苦笑いで

        「まこっさん クチノマワリ。。。」って教えてくれましたもん(笑)






        自分って
        自分が思ってるほど
        強くないし
        カッコ良くもない。


        だから
        時々
        自分の目を
        自分の目で見ます。




        相手に
        どう見えてるか?

        そんなことは
        どうだっていいこと。


        必要なのは

        自分の目に
        自分の行いを映し

        その目が
        これから
        何を見て
        生きていきたいのか?

        それを
        自問自答していくこと。



        めんどくさいよ。
        こわいよ。



        でも
        そこから
        目をそらしたら
        ダメなんです。


        逃げても
        いつか
        見なきゃいけなくなる時が来る。






        だから

        僕は
        鏡の前で

        自分の目を見つめる。

        こんな自分でも

        自分の人生をかけて
        何か
        出来ることがあると信じて。
        2015.06.25 Thursday

        眺め。

        0
          今日

          夕方
          ブリオッシュを仕込んで
          発酵をさせてる間に

          車を走らせ

          赤穂にある
          塩屋山に行ってきました。


          塩屋山が分からない人は

          あの赤穂の「赤」という字が書いてるあのへんです(笑)


          あこうぱんから
          車で10分ほどですけど

          めちゃくちゃ景色がキレイで
          赤穂を一望できます。

          そこから
          しばらく
          赤穂の街並みを眺めてました。



          気づくと

          自分のお店が見えるか?

          必死で探してたりして(笑)



          高い場所から見ると
          いろんなものが見えました。


          目立つと思ってたものが
          ぼんやりとして 中途半端だったり。

          古臭いと思ってたものが
          しっかりとして 凛々しかったり。





          あこうぱんで
          ほとんど一日を過ごす僕としては

          大発見でした。


          たまには
          自分のいる場所からの景色ではなく

          高い場所からの景色を眺めてみよう。


          みなさんも
          この眺めをご自分の目でご覧になってください。

          きっと
          いろんな気付きをもらえるはずですよ。
          2015.06.24 Wednesday

          一分風呂。

          0
            アクセスも落ち着いてきたので
            そろそろ
            どうでもいい話なんてものを
            書きます。


            僕は
            中学、高校、大学と寮生活をしてたせいもあって

            お風呂に早く入る自信があります(笑)

            名付けて
            「一分風呂」

            この一分には
            服をぬぐところから
            カウントされます。

            頭を洗わないとか
            体にお湯をかけるだけとか
            湯船につからないとか

            そんな不正は許されません。

            ちゃんと肩までつかり
            10数えてから あがり

            体を拭いて
            シャツとパンツをはき終えての一分です。


            今では
            あの頃のような
            べストラップを叩きだすことはできませんが

            でも
            これを出来るのは

            奥さんと入らない時のみに
            通用します。

            奥さんとお風呂入ってる時に
            この行為を行うと

            めちゃくちゃ怒られますので。(笑)


            今日
            久しぶりに
            一分風呂にチャレンジしましたが

            まだまだ
            現役で行けますね!!


            みなさんも
            ぜひ
            チャレンジしてみてください。

            一分という時間の短さと長さを体感できるだけでなく

            いかに
            自分がお風呂でリラックスしてしまってたか?に気づくことが出来ると思います。

            その証拠に
            この一分風呂の後は

            心底疲れきりますから(笑)


            ポイントは
            立ったり座ったりして洗うから
            時間がかかるんです。

            ぜひ寝転がってみてください。

            めちゃくちゃ
            タイムを縮めることが出来ると思いますよ。

            最近
            奥さんが
            娘とばっかり一緒に入るので

            一人のお風呂に飽き飽きしてたところ。


            さあて
            明日も
            最高のタイムをたたき出してやるぜ!!
             
            2015.06.23 Tuesday

            おいしいって言葉がうれしくて。

            0
              なんだか
              しみじみ思う。

              大変な過程だったり
              過労だったり
              予定満載だったり

              いろいろあるけれど
              そんなこと
              ほんとはどうでもいいこと。

              僕は

              「おいしい」って言葉がうれしくて
              頑張ってるんだな。って思う。


              その言葉が
              聞けた時

              僕は
              泣きそうになる。

              。。で時々 泣く(笑)



              これからも
              この言葉がうれしくて
              頑張り続けるんだと思う。

              そして
              そういう自分でいられることを
              誇りに思う。


              この生き方でいいんだ。と
              前を向いていける。


              ちゃんと
              食べてくれる人たちを見つめながら。
              2015.06.21 Sunday

              穂誉君。

              0
                連日
                忙しい中

                今日は
                御崎マルシェの日でした。

                毎回
                御崎マルシェさんから
                パンの注文を頂き

                僕が
                販売せず

                御崎マルシェの実行委員さんで
                販売してもらってます。


                毎月
                作らせてもらってる
                穂誉というパン。

                もともとは
                お正月の限定ネット販売で作ったルセットを
                改良して

                あこうぱんではありえない価格
                1000円という食パンでした。

                まあ 材料と手間暇を考えれば
                1000円でも安いくらいなんですけど。

                そして
                その名前は
                友人の息子さんの「誉」というお名前を頂き
                その名前に赤穂の穂という字を付け加えて「ほまれ」といいます。
                彼は 赤穂の子ではなく大阪在住で
                お母さんが 赤穂出身なんです。


                今では
                うちの息子と同じ年なので
                中学二年生ですけど

                当時は 小学生で
                小さくて かわいくて
                いつも
                監督のような(笑)お母さんに
                「ちゃんとシェフに挨拶しなさい!」と言われ

                「シェフ ありがとうございました!」と言ってくれる
                そんなイメージがあるので

                どうしても
                このパンの名前を言う時は ほまれくんと言ってしまいます(笑)

                もともとは
                僕が
                近くのスーパーで買い物してる時に
                彼が 一人さみしそうに買い物してて

                その姿を見た時に

                赤穂で自分の名前のパンがある。

                そう思うだけで
                わが街赤穂でも
                さみしい顔しないで済むんじゃないか?

                そう思って
                彼のお母さんに 名前を使うことを承諾してもらったのがきっかけ。


                でもね。いかんせん
                あこうぱんで 1000円の食パンは売れず(涙)

                年末年始
                お盆などには 売れるんですけど

                平日には ちょっと難しい。。。


                そんな時に

                御崎マルシェさんが
                声をかけてくださり

                食パンのカタチから
                半分の大きさで
                違うカタチに生まれ変わりました。

                画像でわかるように
                パンにライ麦粉をかけて

                カミソリの刃で
                〇をパンの周りに書いて
                中に 平仮名で しぇ と書いてます。

                そのまま 読むと マルシェ です(笑)


                毎月レアものとして
                あれこれ違うことを書いたりして遊んでます。

                (今月は 父の日と重なってたので 父、ちち、チチの3タイプも)


                このほまれくんを焼くと
                厨房が全体 めちゃくちゃいい香りに包まれて
                ほん幸せな気持ちになります。

                いろんなパンを焼いてますが
                この香りは ほまれくんだけですね。

                ワインじゃないけれど
                この香りだけでも お金を払いたいくらい(笑)


                でも
                まあ
                御崎マルシェさんの頑張りのおかげで
                今では
                この1個500円の穂誉くんが 40個完売してしまいます。

                ほんとありがたいです。


                いつか
                マルシェの日に
                誉君が来て 
                この穂誉くんを見て
                どうおもってくれるんだろう?(←ややこしい?)

                それが
                彼女と一緒だったり。。。。

                もしかしたら
                自分の奥さんと子供とだったり。。。


                そんな日が迎えられるよう
                これからも
                頑張って作り続けて行こうと思ってます。


                忙しい時こそ
                深呼吸。

                大切な息子さんのお名前を頂いて
                作らせてもらってることに感謝です。
                 
                2015.06.20 Saturday

                お父さんって。。。。?

                0
                  今日

                  うちの奥さんと娘が
                  朝ごはんを一緒に食べながら
                  テレビを見ていたんだって。

                  (僕は 平日一緒にご飯は食べれません。。。)



                  その時
                  父の日特集的なものを放送してたそうで。



                  すると
                  父の日にプレゼントしたら 喜ばれるもの。。みたいなことで
                  あれこれ 取り上げられてたそうなんですが

                  うちの娘がそこで疑問を感じたらしい。



                  「どれも うちのお父さん 喜ばないんじゃない?」って。




                  そして
                  恐れていた
                  あるひとつの結論に
                  彼女はたどり着いてしまいました。



                  「もしかして うちのお父さんって。。。普通じゃないの?・・・」って。




                  その場に僕がいたなら
                  即答していたであろう。

                  「そうなのだよ。 実は私は アメリカの某組織の秘密諜報部員で

                  その証拠に アメリカ人は お父さんのことを誰も知らないのだ!」と(笑)


                  まあ
                  こんなしょうもないことを真顔で言える自分は
                  普通じゃないということを自覚してますけど(笑)


                  もうすぐ12歳を迎える娘が
                  こういうのが 父親なんだ。と思ってたものが

                  実は ちょっと違うんじゃないの・・?って気付けただけで
                  少し 大人になれたんじゃないのかな。。って思ってます。


                  だれもが
                  最初は
                  我が家がスタンダード。

                  大人になればなるほど

                  そのスタンダードが修正されていきます。


                  そして
                  そのいろんな違いに価値を見いだし

                  そのスタンダードを作るべく
                  自分の家族を築きあげて行く。



                  父の日を前に
                  そのことに少し気づけたなら

                  母の日と
                  なんで こんなにテンションの違いがあるの?と言いたくなるくらい

                  テンション低めの父の日の存在も 価値があったというものです。




                  そうですよ。
                  あなたのお父さんは
                  たぶん 他のお父さんとは違う。

                  生き方も
                  考え方も
                  好みも。

                  でも
                  家族を想う気持ちは
                  どのお父さんも同じだと思うよ。


                  お父さんは
                  これからも

                  君の未来への努力に
                  全力で付き合い
                  応援していくつもり。

                  時には
                  疲れて
                  へロへロになる時もあるけれど

                  大丈夫。
                  死ぬまで
                  君のお父さんでいるから。


                  世の中の
                  お父さんが欲しがる

                  ネクタイや扇子やヘッドスパなんて
                  いらないよ。

                  そばに居てくれるだけで
                  お父さんは最高に幸せですので。



                  さあて
                  明日は

                  父の日なのに
                  何のプレゼントも もらえなかったよ〜。。。と嘆く
                  お父さんたちのために
                  何か パンを作ることにしますか・。。
                  2015.06.19 Friday

                  宿題 多いです。。。

                  0
                    えーーっと。

                    アクセス数増えてますけど

                    いつもの感じで書きますね(笑)


                    とにかく
                    このところ
                    宿題が多いです。

                    本当にうれしいんだけど
                    ひとつひとつ 結果を求められるというのは
                    本当に大変です。

                    まあ そういう仕事を選んだのは自分だから
                    納得してるんだけど。



                    こういう時

                    昔 父親と一緒に働いてた時
                    父からもらった言葉が
                    いつも頭をよぎります。


                    「自分にしてみれば 何千個と作るパンの中のひとつかもしれないけれど
                    その人にしてみれば 楽しみにしていた 一個の中の一個のパンなんだ」と。

                    だから
                    ひとつ ひとつ
                    頑張ります。

                    時には
                    ???っていうのも作ってしまうけれど

                    それが今の自分の出せるマックスのパワー。

                    その反省は次に活かせるよう
                    大事に持っておきます。



                    さてさて
                    明日も 明後日も
                    宿題のパンが山積みです。

                    喜んでもらえるように
                    少しでも寝ておきます。

                     
                     
                    2015.06.18 Thursday

                    あこうぱんの正式な社名って知ってます?

                    0
                      この前の
                      経営コンサルの先生との打ち合わせの際

                      先生がこうおっしゃいました。

                      「あこうぱんの社名を新しくするつもりはありませんか?」と。


                      実は
                      あこうぱんは
                      今年で
                      株式にして50年目にあたります。

                      すごいね。(←人ごとのように言ってみた)


                      それを機に
                      社名を今風の名前にしてみては?という提案を頂きました。



                      そもそも
                      あこうぱんというのは
                      屋号でして
                      僕の会社のお店の名前でしかありません。


                      僕の会社の正式社名は

                      「播州製菓株式会社」という名前なんです。

                      堅苦しいですよね(笑)

                      この名前は僕のおじいちゃんが付けた名前。



                      この名前で思い出すのが

                      おじいちゃんが ガンで亡くなる少し前
                      僕を呼び出し

                      「名前の通り 播州で一番のお店にしてくれ。」と
                      手を取って言われ

                      素直に
                      「うん」って言えばいいものを
                      僕は
                      「なんで?」と聞きました。


                      すると
                      一番になるということは
                      売上ではなく 信頼してもらうということ。

                      播磨の人たちから信頼されるようなお店にしてこそ

                      家族と従業員とこの会社を守れるんだ。と教えてもらいました。




                      いろんなお店が
                      株式に変わってますよね。


                      これは
                      会社法という法律が変わり

                      今までは
                      会社を興すのに
                      資本金1000万円必要だったものが

                      資本金1円からでも 出来るようになったからなんです。


                      まあ
                      統計でも
                      働き盛りの成人の4人に1人が社長という時代なので
                      いくらでも会社はあり

                      社名も洒落た名前の横文字が多いです。


                      でも
                      でも
                      僕は
                      おじいちゃんが付けてくれたこの

                      「バンシュウセイカカブシキカイシャ」

                      という名前が好きです。


                      サンドイッチなどの
                      材料表示をしてるシールをよく見てもらうと
                      書いてるんですが

                      中には
                      播州製菓株式会社という会社から
                      あこうぱんが仕入れてると思われてる方もいます(笑)


                      古臭くって
                      堅苦しいんだけど

                      50年経った今
                      新しい看板を掲げるのではなく

                      今だからこそ
                      今までのこの看板を
                      もう一度 掲げ直すようにしたい。


                      先生の提案を受けて
                      そう思えるようになりました。

                      おじいちゃんが生きてたら
                      たぶん
                      好きなようにすればいい。と言うだろうけど


                      僕は
                      この名前におじいちゃんが
                      ちゃんといてくれているような気がしてます。


                      僕が
                      わが街赤穂でいろんな人たちから呼ばれてる愛称「パン太郎」
                      そして
                      両親から付けてもらった名前 「鈴木誠」

                      このどちらの名前も大事なように


                      あこうぱんという店名も
                      播州製菓株式会社という社名も とても大事なんです。



                      まあ
                      うちが
                      株式50年目だからと
                      社名を変えないのも

                      あこうぱんらしくっていいかな。。って思ってます。



                      50年で何か 出来ないかな?とは思ってるけれど

                      それよりも
                      50年を機に
                      もう一度 僕らの会社の名前を抱きしめるきっかけを作ってくれた先生に感謝です。



                      さあて
                      明日は パンの日を二つに分けた もうひとつのパンの日「割引パンの日」です。

                      明日は
                      思いっきり作って
                      普段食べないようなものを食べてもらおうと思って
                      あれこれ作りますので
                      お楽しみに。



                      画像は僕のおじいちゃんとは関係ありません(笑)
                      2015.06.17 Wednesday

                      その名も クロックムッシュ03!!

                      0
                        あの・・・・


                        この前の
                        安藤さんと聴導犬レオン君のお話が
                        すごく反響がありまして

                        平日アクセス800ほどの僕のブログが

                        アクセス3000にまでなってしまってまして・・・・

                        そのお話のシェア数が
                        今 現在977にまで。。。


                        ほんとありがとうございます。


                        読み返してみると
                        勢いだけで書いてしまってる分
                        想いが直接出てるとはおもうんですけど

                        稚拙な表現の仕方が多々あり
                        お恥ずかしい限りです。


                        でも

                        これだけの
                        反響があるということは

                        それだけの想いを
                        みなさんもお持ちだと捉え

                        赤穂で 安藤さんとレオン君の足跡を
                        見てもらえるよう
                        頑張って行きますね。




                        。。。と
                        こういう状況で
                        お店のパンの宣伝的なものをするのは
                        非常に気が引けるんですけど

                        いかんせん
                        僕はパン屋さんなので(笑)




                        伝えたいのは

                        あこうぱんの期待の新作

                        その名も
                        「クロックムッシュ03」


                        実は
                        このクロックムッシュ

                        冬に
                        東京に
                        うちの見習いの子たちと

                        一泊で研修に行って来た中で
                        これは!!と


                        アイデアを温め
                        完成させたものなんです。



                        あこうぱんで
                        ・・ってか
                        赤穂で おいしいものっていう代表的なものって

                        なんだと思います?


                        一番には たぶん 牡蠣
                        二番には 赤穂みかん
                        その次・・・と行くと
                        いきなり 地の野菜とか 瀬戸内のお魚とか


                        年中 食べられる

                        そんな赤穂のおいしいものって何だろう?

                        ずーっと
                        考えてました。


                        そんな時に
                        出会ったのが

                        クロックムッシュ。

                        一般的には
                        パンにホワイトソースを塗って
                        ハムをのせてから
                        もう一枚パンをのせて
                        その上にもホワイトソースを塗って
                        たっぷりチーズを散らして 焼いたもの。です。




                        このクロックムッシュのおいしさを左右するのが
                        パンと
                        ホワイトソース。なんです。


                        でね。

                        あこうぱんには
                        赤穂唯一の牧場 丸尾牧場さんから買ってる
                        絞り立ての成分調整をしてない 生乳があります。


                        普通の市販されてる牛乳は
                        いろんな牧場の生乳をまぜこぜにして
                        遠心分離機にかけて
                        脂肪球をそろえ熱処理を加えてから
                        流通させてます。

                        2日に一度くらいのペースで
                        牧場から回収し
                        一度 工場に運び 
                        上記の処理を加えてから

                        流通経路にのせて
                        販売店で販売されるので

                        新鮮とはいえ
                        絞ってから 何日も経ってるものしか
                        みなさんは 口にすることが出来ないんです。


                        でも
                        うちなら
                        絞ったものを そのまま
                        買い
                        その日のうちに処理を加えて
                        みなさんの口に入れることが出来る

                        しかも
                        一年中。

                        生乳は
                        扱いが難しく

                        温度管理と
                        品質管理の難しさに
                        どこのお店も扱っていません。

                        でも
                        そのラインをクリア出来たなら
                        お客さんに
                        めちゃくちゃおいしいものを提供することが出来る。

                        だったら
                        やるしかないでしょ!!

                        ってことで
                        そこから試作開始です。


                        でね。
                        今回は
                        大人の考えを入れました。

                        僕はパン屋さんです。

                        パンが美味しくなるための
                        技術と知識は あれこれ持ってるけれど

                        お料理に関しては
                        素人さんに毛が生えた程度。

                        だったら
                        プロの料理人にお願いしよう!

                        ってことで
                        夜あこうぱんを担当してくれてる
                        tomさんにホワイトソースを監修してもらいました。

                        バター
                        生乳
                        小麦粉
                        塩だけで作る彼のホワイトソースは絶品で

                        ちゃんと生乳の良さを残してくれる配合と製法を示してくれました。



                        ハムも
                        最高においしいものを用意しました。

                        ロースハムなんですが
                        無理に丸いカタチにしてない
                        原型のロースハム。
                        香りが素晴らしく
                        これが チーズと合わさったら最強です。

                        ちなみに

                        クロワッサンにこのハムを挟むという
                        子供さん用のパン教室をしたら
                        子供たちは
                        パンを褒めずに このハムばっかり褒めてました(涙)


                        そして
                        チーズは
                        明治乳業のゴーダチーズを使ってます。

                        チーズの文化の浅い日本で
                        一番 受け入れやすいのが
                        このゴーダチーズ。

                        しかも
                        明治さんのこのチーズは
                        時間が経っても ゴムみたいに硬くならないんです。

                        それと
                        隠し味的に
                        スイスのグリュイエールチーズも入れてます。
                        このチーズは
                        スイスから空輸で買ってまして
                        かなりのお値段します。

                        でも
                        これを使うのと使わないとでは
                        大きな差が出来るほどの
                        素晴らしい香り。なんです。



                        で。
                        パン。


                        パン屋さんですからね。

                        パンなら何でも良いという訳にはいかないです。

                        このtomさんの監修してくれたホワイトソースが
                        砂糖を使ってないのに
                        ほんのり甘くて

                        それを食べた時
                        これだ!!って思ったんです。


                        僕らの住む この赤穂は 播州地方でして

                        播州の人たちの好む味というのは
                        ほんのり甘みがあるものなんですよね。

                        お料理も甘いし
                        パンも甘みのあるものの方が 受け入れられるんです。


                        だから
                        赤穂の卵と生クリームをふんだんに使った
                        ほんのり甘みを感じる
                        ホテル食パンを使うことにしました。
                        (ホテルで出てくるような 高級な感じという意味で このネーミングです)





                        組み立てるとこんな感じ。


                        最初は
                        焼き上がってから

                        赤穂の天塩を振りかけようかな・・とも思ったんですが
                        そんなことしなくても
                        十分 おいしいです。

                        パン×チーズ×ホワイトソース×ハム

                        これらが上手く合わさって
                        食べると 一つの音楽みたいです。

                        端っこはカリカリとしてて
                        表面はトロリ。
                        中はしっとり。

                        おっさんの僕もうっとりの味になりました。

                        まさに名前の通り。


                        クロックはフランス語でカリカリ
                        ムッシュはおっさん という意味なんで。



                        だから
                        名前も
                        〇〇のクロックムッシュとはせず

                        クロックムッシュ03(ゼロスリー)にしました。

                        聞こえはいいんだけど
                        本当は
                        ゼロスリーと書いて おっさんと 呼びます(笑)

                        これは
                        このブログを読んでくれた人だけのナイショの情報ね。


                        だから
                        秋には
                        このゼロスリーに半熟目玉焼きをのせた

                        クロックムッシュoba1/2(オービーエーハーフ)も販売します。
                        これは
                        おばはんと呼びます(大笑)


                        まあ
                        こんな言葉遊びを潜ませながらの
                        満を持しての
                        登場です。

                        もちろん
                        保健所さんにも
                        何度も足を運び

                        相談し
                        実際に食べてもらい
                        認可していただきましたよ。


                        お店では
                        この写真の半分で販売しています。


                        出来るだけ
                        焼き立てを食べてほしくて
                        一日に何度も焼いてるので
                        見かけたら ぜひ食べてみてくださいね。


                        自信をもって
                        お勧めします!!
                         
                        Calendar
                         123456
                        78910111213
                        14151617181920
                        21222324252627
                        282930    
                        << June 2015 >>
                        PR
                        Selected Entries
                        Categories
                        Archives
                        Recommend
                        Links
                        Profile
                        Search this site.
                        Others
                        Mobile
                        qrcode
                        Powered by
                        30days Album
                        無料ブログ作成サービス JUGEM